【レポ】2017.12.16ナイルおじさんライブ終了!
ナイルおじさん
GtVo 粟井
Ba いが
Dr 佐野
下北沢Waverで行われた、「僕たちの音楽」にナイルおじさんが出演した。
「僕らの音楽」のテーマと共に登場したのは、ナイルおじさんのメンバーと主催のみやもと。
GtVo粟井とみやもとで、今年の振り返りと来年の展望をゆるく語り終わったところで、本編がスタートした。
主催のブームに合わせたという、ボン・ジョヴィから2曲『It’s my life』『You Give Love A Bad Name』。ナイルおじさん結成初期以来の洋楽からの選曲だ。シンプルな編成だが、3人のコーラスワークとSGの歪みやどっしりとしたベース、ドラムの力強い演奏で隙間を埋めていく。
ほぼノータイムで3曲目の『富士サファリパーク』に移る。素晴らしいタイミングで始めることが出来たのは、長年の付き合いからのものだろう。洋楽2曲の格好良さからの変わりように笑いが起こる。
ここからは小芝居MCと怒涛のCMソングコーナーだ。
良い香りで癒されたいことから『消臭力』が演奏され、散歩に行き「家電を見に行きたい」という話から『サトームセン』が演奏された。トイレの芳香剤や家電を見に行くという行為で癒されるか疑問に思うところで笑ってしまう。
メンバーの平均年齢にそぐわない、健康の話から最近カップ麺を食べていないという話に移る。この話題になる前からカップ麺『豚キム』がステージ上に置いてあることは周知である。Dr佐野が元気よく『豚キム』コールをしたのは、GtVo粟井の結婚式二次会で評判が良かったところからだ。
『豚キム』コールをしたDr佐野のジョギング話に話題は変わる。ジョギングコースのルートや、日頃の道案内アプリの紹介になり、ゆったりしたブルースで『ゼンリン』が演奏された。
健康話から30代で責任世代となり「今の会社に満足しているか」「転職も頭にちらつく」というような話になったところから『ビズリーチ』のCMが再現された。二人同時に話すところや、畳みかける
セリフはCMの再現度へのこだわりが伺えた。
そして激しいシンバルの4カウントでけたたましく始まり、一瞬で終わったのは『人形の久月』転職が成功したかと思えたが、GtVo粟井が納得がいかなかった為もう一度行われた。
Baいがの冷めた対応がまた面白かった。
“責任”に疲れ、Baのいがは、少年時代に戻りたい気持ちから『硝子の少年 / Kinki Kids』を演奏した。冒頭のギターのカッティングがとても綺麗で、ボン・ジョヴィで歪ませていたことを忘れる。
3人交代でボーカルを行った。メンバー全員歌うことが出来、少ない楽器編成のおかげか、先ほどの怒涛のCMソングの笑いの応酬を忘れるように見入った。
次の曲は哀愁を出せる大人になりたいということから『哀愁交差点 / ジャパハリネット』アップ
テンポな曲に、GtVo粟井のブルースハープが哀愁を添えていた。
哀愁を感じたところで、懐かしい香りや青空を見たくなった一同はバンドのセトリでは定番の『青雲』を秋川雅史さながらのオペラ版で幕を閉めたかのように思えた。
最後の最後に、激しいシンバルの4カウントから一瞬で始まり、一瞬で終わった『人形の久月』。35分の間に同じ曲を3回も聴くという貴重な体験が出来た。
来年はどんな”普通の曲”とCM曲のセトリを魅せてくれるだろう。またあの仲の良さが伺えるMCを聞ける日を楽しみにしていよう。
【セトリ】
It’s my life / Bon Jovi
You Give Love A Bad Name / Bon Jovi
富士サファリパーク
ゼンリン
ビズリーチ
硝子の少年 / Kinki Kids
青雲